
日本人が勉強する外国語といえば、一番はやっぱり英語ですね!
昔、中学校や高校で習ったという方も多いはず。
今の子ども達は、小学生のうちから学んだりしていますよね。
片や中国語は、大人になってから勉強し始める、という方が多い言語です。
「中国語って初めて習う言葉だけど、英語と比べてどんな言語なの?」
「英語も中国語も勉強したいけど、混乱しちゃわない?」
そんな疑問をお持ちの方も多いのでは?
そこで今日は、中国語と英語の共通点を探りながら、中国語とはどんな言語なのかについて、皆さんと一緒に見ていきたいと思います。

① 同じ発音がある!
英語を勉強する時に、国際音声記号、通称「発音記号」で学習した方も多いのでは?
実は、中国語を国際音声記号で書き表した時に、英語と共通する音が多々あるのです。
例:
(1)【f】
Face【feɪs】
飞( fēi )【feɪ】
(2)【æ】
Man【mˈæn】
燕( yàn / yān ) 【jæn】
(3)【ŋ】
Thing【θíŋ】
英( yīng )【iŋ】
そのため、中国語の発音練習をする時に英語学習の経験を活かせたり、またその逆で、中国語の発音を英語に活かせたり、といったことがあります。

② 基本的な語順が一緒
英語の基本的な語順と言えば、
主語(S)+ 動詞(V) + 目的語(O)
ですよね!
実は、中国語も全く同じ順番なのです。

例:
(1)This is an apple.
这是一个苹果。
(2)She has two children.
她有两个孩子。
(3)I love you.
我爱你。
そこのところを頭に入れておくと、文の大まかな構造を捉える時に便利です。
③ 助動詞の使い方が似ている
英語の助動詞といえば、「can」や「should」などが思い浮かびますね!
実は中国語の助動詞も、英語ととても似ている使い方をするんです。

【例】
(1)I can swim.
我会游泳。
(2)You should watch this movie.
你应该看这部电影。
(3)I must study English.
我要学习英语。
また語順も、「主語 + 助動詞 + 動詞 + 目的語」で中国語も英語も同じです。
中学校の英語の授業の際に培った感覚で中国語の助動詞を捉えると、すっと頭に入ってくることと思います。

終わりに
いかがでしたでしょうか?
中国語と英語には、共通点もたくさんありましたね。
私自身は、中国語と英語の学習は相乗効果があると思っています。
あくまで個人的な感想ですが、中国語を学んでからと言うもの、英語の発音がかなり改善された感覚があります。
中国語学習を本格的に始めるまでは、私が英語を話したり、文章を読んだりする時には、抑揚が無く、まるで棒読みでした。
でも、中国語の声調を練習してからは、英語のリズムに対して乗れるようになってきたのです。
これは、外国語を話すと言うことに対して、抵抗感が無くなってきたからだと思います。

また、中国語の方が1つ1つの単語の音節が短い分、リスニングが難しく感じます。
そのため、中国語のリスニング練習をすることで、耳が鍛えられるというか、音に対する集中力を伸ばせる気がします。
結果、中国語のリスニングを練習することで、英語のリスニング能力も増す、ということが言えると思います。
またその他にも、外国語学習をする上で必要な、
「たくさんその言語に触れる機会を創る」
「実際に口を動かして、発音してみる」
などの習慣が身に付くことで、他の言語を学習する時にもそれらを応用できる、といったことが、学習の相乗効果を生む大きな理由だと思います。
今英語だけを学習している方、中国語だけを学習している方、ぜひ両方の言語を学習してみませんか?
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実際のレッスンで皆様にお会いできるのを楽しみにしています(^^) !