中国語の学習方法

中国語をこれから勉強するあなたに伝えたいこと~ 発音偏 ~

私が一番最初に中国語を勉強しようと思ったのは、まだ10代の頃でした。

英語は義務教育では習っていたものの、中国語となると何から勉強し始めていいのかわからない状態。

日本語を母語とし、海外で外国語を使って暮らした経験もない私にとって、中国語は全く未知の言語でした。

今日は、その時の中国語を勉強し始めたばかりの18歳の自分に向けて書くようなつもりで、

「中国語を勉強し始める時に、最初に知っておくと役立つ情報」

について綴っていきたいと思います。

① ピンイン表記の「a」や「i」は、発音が複数種類ある!

日本語を学習する外国の方が、まず一番最初に平仮名を習うのを同じで、中国語学習のまず最初の一歩は、「ピンイン」を勉強することから始まります。

ここで少し、自分が小学生だった頃のことを思い返してみてください。

日本人でも、まず平仮名の読み書きができるようになってから、漢字の読み書きを習い始めますよね。

平仮名さえ読めれば、知らない漢字が出て来ても、振り仮名を読むことで、正しい読み方を知ることが出来ます。

漢字のみを使う言語、中国語もこれと一緒。

とにもかくにも、まず「ピンインを読めるようになること」が中国語学習の第一段階なのです。

ただ、このピンインを勉強する際に私が一番最初に躓いたのは、同じ「a」や「i」でも、前や後ろに何の音が来るかで、実際の発音が変わってくるものがあるということでした。

国際音声記号で書き表すと、その違いがよくわかります。

【例】

an の「a」:「a」

ang の「a」:「ɑ」

ianの「a」:「æ」

zhi の「i」:「ʅ」

zi の「i」:「ɿ」

iong の「i」:「ɥ」

何も国際音声記号を使って正しい発音を学ばなければならない、ということではなく感覚的に 、

「同じアルファベットを使って書き表していても、音は違う場合もある」

といことがわかっていれば大丈夫です。

② 一筋縄ではいかない三声は、実は3種類ある!

声調はほとんどの日本人にとっては馴染みが無く、難しいと感じるところですが、その中でも私が最も難しいと感じたのは、「三声」でした。

私は当初、全ての三声において「下がって(少しだけ)上がる」いわゆる「1. 普通の三声」で発音していたのですが、実は中国語の文章中には、「2. 半三声」や「3. 二声に変調する三声」が数多く含まれていることが徐々にわかってきたのです。

(1)普通の三声:下がって、ほんの少しだけ上がる。全体的に低く抑える感じ。残念な時の「あーあ」。

「日本(Rìběn)」の「本(běn)」

(2)半三声:下がっただけで上がらない。普通の三声と比べて、長さも短め。

「老师(lǎoshī)」の「老(lǎo)」

(3)三声+三声⇒二声+三声:表記上は三声だけれども、実際の発音は二声に変調する三声。

「水果(shuǐguǒ)」の「水(shuǐ)」。

私自身は、三声を意識せずとも自然に言えるようになるまで、少なくとも半年以上の時間が必要でした。

たくさん声に出しながら、気長に練習をしていけば良いと思います。

③ ネイティブの中にも、発音に差はある!

皆さんの中にも、もしかしたら

「ネイティブと間違われるような、きれいな発音ができるようになりたい!」

とお思いの方もいらっしゃるかもしれません。

でも、ネイティブと一口に言っても、実はその発音には「幅」があります。

私たちが一番最初に習う中国語は、多くの場合が「普通话(pǔtōnghuà)」といういわゆる「標準語」です。

でも、この「普通话」を話すネイティブでさえ、地域や個々人の癖などによって、その発音には必然的に「幅」が生じるのです。

例えば、「日本人(rìběnrén)」という時の「rì」については、人によっては「ジーベンレン」と聞こえるように発音している人もいれば、「ルィーベンレン」と聞こえるように滑らかに発音している人もいます。

でも、これはどちらが絶対的に正しいということではなく、「舌先が口腔内のどこにも付かずに発音できて」いれば、前述のどちらの発音でもオッケーなのです(ただ、舌先が上の歯の裏に付くなどして「lì」のように聞こえてしまったらアウトです。)

私自身は、「ネイティブと意思疎通できれば、それがきれいな発音」なのだと思います。

もし発音がめちゃくちゃだったら、ネイティブに言ったところで、「听不懂(聞いてもわからないよ)」と一蹴されてしまうことでしょう。

自分の言いたいことが通じているということは、例え改善の余地があるにせよ、ひとまず標準的な発音が出来ていると考えて良いと思います。

中国語には「多少日本語訛りでも、ネイティブに通じる発音」と「絶対に通じない発音」の二種類があります。

中国語学習の最初の目標としては、まずは前者を目指していきましょう!

特に、ネイティブは声調で意味を取っています。

声調のリズムを正しく捉えて発音できていれば、自分の発音がネイティブに伝わる可能性はぐっと高くなります。

終わりに

市販のテキストには、ピンインが読めなくても発音の感覚が掴めるよう、片仮名(もしくは平仮名)のルビが振ってあるものもたくさん出ています。

しかしながら、それだと声調の感覚を捉えるのが難しく、また中国語の中には、恐らく片仮名読みしたのでは伝わらないであろう発音も多々あります。

例えば「吃(chī)」の読み方をよく「チー」と記していたりしますが、それだと単体で発音した場合、「七(qī)」と間違えて捉えられてしまう可能性が高いです。

最初のうちは、実際の口の形や舌の正しい位置をよく確認しながら練習していくのがと良いと思います。

中国語は、発音さえクリアしてしまえば、文法は多言語に比べると比較的簡単と言われています。

もし、

「独学しているけれど、自分の発音が合っているかどうかがわからない」

「テキストを見ても、正しい口の形と舌の位置がイマイチ不明」

・・・といったことなどでお困りの際は、下記のストアカの講座で発音特訓の講座も行っていますので、どうぞお気軽にお声がけください(^^)

https://www.street-academy.com/steachers/207652


ストアカ

江崎 知香

◆初心者の方大歓迎!!◆ 中国語 ゼロから速成講座

レッスンで皆様にお会いできるのを楽しみにしております♪

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