中国事情

中国のローカルな美容院でパーマをかけた話 ②

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《2011年当時 筆者撮影》

今日も前回に引き続き、私の個人的な体験をつづっていきたいと思います(^^)

前回は、北京に旅行中、偶然通りかかった美容院のお兄さんに呼び止められ、パーマをかけることになったところまでお話しました。

中に入ると、内装は黒を基調にした感じでした。

日本のヘアサロンというと、何となく白を基調にした明るいイメージがありますが、黒い壁と相まって、どことなく暗い感じ…。

そのお店が入っている建物自体に窓が無かったのも一因かもしれません。

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※ イメージです

とにもかくにも椅子に座り、メニュー表を見せてもらうことに。

私自身は当時、ローカルの美容院の相場がよくわからなかったのですが、そのメニュー表には、パーマが240元と書いてありました。

日本円にするとどれくらいかというと、2011年当時のレートが、おおよそ1元 = 12.5円だとして、

240元 × 12.5 = 3000円

ちなみにですが、当時より物価上昇した2018年現在では、パーマをかける場合、安くても300元はするそうです。お店やパーマの内容によっては、1000元を超すところも。

日本でもそうかもしれませんが、やはり中国の美容院や理髪店は、お店によってかなり価格幅があるようです。

私が行った美容院は北京の繁華街に位置しており、2011年当時で240元なので、ぼったくり価格という訳でもなく、適正価格だったように思います。

私がふんふんと見ていると、お兄さんがやってきて、「決まった? え? 何々? 君日本人なの?? じゃあ遠くからわざわざやって来てくれたんだから、特別価格で220元におまけしとくよ!!!」と言ってくれたのです。

お言葉に甘えて、220元で施術してもらうことに(^^;)

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《2011年当時 筆者撮影》

ちなみに、対応してくれたお兄さんの他に、店員は他に2人いました(実際はもっといるのかもしれませんが)。

一人は男の子、一人は女の子。お兄さんも含めて、3人とも私と変わらないくらいか、もっと年下に見えました。つまり、10代後半~20代前半、と言った感じでしょうか。

この中では、お兄さんが一番のベテランのようです。

ちなみに、2018年現在、中国では美容師として働くには、日本のような国家資格は要りません(!!!)

もちろん、国が認める公的な資格というのはあり、大手の美容院に就職する際には、その資格の有無がモノを言います。技術レベルを証明するためには、国家機関である「人力資源社会保障部」が発行する証書を取得しておく必要がある、という訳です。

ただ、それが無いと絶対ダメかというと、働くお店を選ばなければ、特に資格が無くても、美容院に就職自体は可能なのです。

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※ イメージです

ちなみに、私が百度で調べた限りでは、2016年以前は、どうやら美容師になるのに職業資格は必要だったらしいのです。2016年6月1日に、李克強首相が開催した国務院常務会議の中で、「コスト削減のため、不要な職業資格は無くして行きましょう」ということになったそうです。

…ということは、私が北京旅行でパーマをかけた2011年当時、このお兄さんは美容師になるための資格を持っていたということになります。

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※ イメージです

話が逸れましたが、お兄さんは、とても仕事熱心な感じでした。

髪にカーラーを巻いたり、薬液を付けたり、せっせと施術しながらも、退屈させまいと色々とお話をしてくれます。

その時、「そ~いえば、ご飯は食べたの?」という質問が。

そう、これは単なる挨拶代わりの言葉。

日本語でいえば、「今日は寒いですね」的な感じでしょうか。

中国の方の話では、バカ正直に「食べていない」というと、「え…食べてないの?じゃあ僕がご飯ご馳走しようか?」的な感じになってしまうらしいのです。

ただ、その時の私は油断していました。ついうっかり、「あぁ、言われてみれば、朝から何も食べてなかったよ!」と言ってしまったのです。

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※ イメージです

すると、お兄さんの顔色が変わりました。気の毒そうな目で私と時計を見比べると、「もうお昼だよ? お腹空いたよね? パーマ掛け終わるまでまだまだ時間かかるし…」

あわてた私は「いえいえ、終わったらご飯食べ行くので、大丈夫ですよ!!」と火消しに走りました。でも、お兄さんは譲りません。

「この店の近くにケンタッキーがあるから!テイクアウトするから、薬液沁み込ませてる間に食べてなよ!!」

「あの…そこまでしていただかなくっても大丈夫ですよ!申し訳なさすぎます」と私とお兄さんで押し問答をしている間に、連携プレーで他の店員さんがささっとケンタッキーのツイスターセットをテイクアウトしてきてくれました

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※ イメージです

こうなると、いただかなくては、逆に申し訳ないことになってしまいます。

「ありがとうございます!美味しい~♡」と言って、ありがたくいただきました(^^;)

ちなみに、最後にケンタッキー分のお代を払おうとすると、「何言ってるのさ!受け取れないよ!僕たちは『朋友』じゃないか!!」と言って、受け取ってはくれませんでした

重ね重ねありがとうございます(T T)!!

ちなみに肝心のパーマですが、終わった後はこんな感じに…。

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《店の前にて、美容師さんと》

パーマをかけた後に会った韓国人の友人には「モーセ!モーセ!!」と連呼されました。彼の目には「モーゼの十戒」に出てくるモーゼのように映ったようです…。

私自身の感想ですが、薬液がちょっと強めで、かけた時に頭皮がヒリヒリする感じがあったので、肌が弱めな方は日本でパーマをかけた方が安心かもしれません。

もしくは、北京や上海には日系の美容院がたくさんあるので、そこでかけるのもおススメです。

ただ、個人的には、現地の美容院に行ったこの経験は、非常に忘れがたい思い出になりました。

最後は、お店の前で、記念写真を撮って終わりました(^^)

ご飯までご馳走になってしまったお兄さんやお店のスタッフの方には非常に申し訳ないことをしてしまいましたが、自分の仕事に情熱を持って取り組んでいたお兄さんの姿勢には、学ぶことが非常に多かったです。

あれから、もう7年。北京も再開発が進んでいます。お兄さんが働いていたお店はどうなったのか、働く場所は変わっても、今も美容師として働いているのか、今も時々思い出します。

私が現在講師を務めるストアカでも、時折上記のような現地事情を交えながら、楽しく中国語を学べるよう工夫したレッスンを行っていきます。

皆さまにレッスンでお会いできますのを楽しみに致しております(^^)

www.street-academy.com

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