《2011年当時 筆者撮影》
今日は、最後に中国語に関する解説も交えながら、私の個人的な体験をつづっていきたいと思います(^^)
私の悩みは、そう、この頑固なくせっ毛。
幼い頃は真っすぐでサラサラの髪をしていた私ですが、10代になるとなぜか縮れだし、最早手に負えない状態に…。
櫛を持ち歩いては「ストレートになれ~ストレートになれ~」と念じながら梳かしまくっていた中学時代。
いっそのことベリーショートにしてしまえと、角刈り状態になった高校時代(高校総体時のスポーツセンターで、間違って男子トイレに入るも、男の子だと思われ気付かれませんでした…)。
思い切ってかけたストレートパーマで、髪が余計に傷みだした大学時代。
※ イメージです
そう、私の青春は、常に髪の悩みと戦っていたと言っても過言ではありません。
そんな私は、社会人になると名案を思い付きます。
「そうだ…もうどうせ縮れてるなら、いっそパーマかけちゃえばいいんじゃない??」
そうして、私は社会人一年目に人生初めてのパーマをかけたのです。
今日のお話は、その初めてかけたパーマが取れかかってきた、ちょうどGWのこと。
GWの連休を利用して、私は北京への一人旅に出かけました。その時、ふらりと入った裏路地の美容院で、パーマをかけ直した時の体験を書きたいと思います。
《2011年当時 筆者撮影》
その一人旅というのは、特に予定も無く、行き当たりばったりの旅行でした。
良く言えば、「偶然の出会いを大切にしたい♡」、悪く言えば「とりあえず行っちゃえば何とかなるんじゃない?」というズボラ旅だったのです。
元々私は、あまり旅行で下調べを入念にするタイプではありません(^^;)
※ イメージです
初めての場所ではネットで調べたりガイドブックを買ったりなど、ある程度の準備はします。が、「何時何分まではここ。その次はここ。何時何分までそこ見たら次はあそこ」などと、きっちりと旅程表を作るタイプの方から見れば、超ズボラに見えること間違いなしです。
特に、一緒に旅行に行く友人にはこのきっちりタイプの子が多いので、その子が行きたいところに行く、という感じでした(^^;)
が、今回は一人旅。しかも行き先の北京は、留学していてある程度の土地勘もあるため、「ま、当日行きたいところに行けばよいか☆」などと軽く考えていました。
《2011年当時 筆者撮影》
さて、旧友と再会したり、お決まりの什刹海や天安門近辺を散策したり、なんだかんだで滞在3日目。
その日は、「西单」というエリアをぶらついていました。2018年現在では大きなショッピングモールが出来ている西单ですが、2011年当時は、一歩路地裏に入れば、細い道の両脇に若者向けの雑貨や服を売る小さな店が立ち並んでいるような場所でした。
表現が微妙ですが、日本で言えば原宿のような、若者が多い場所です。
私がその日そこをぶらぶらしていると、美容室の前で、美容師のお兄さんが呼び込みをしていました。日本でもたまに見かける光景ですね!
※ イメージです
美容師の方だけあって、お兄さん自身のカットも、カッコよくてとっても素敵な感じでした。
お兄さんは私の姿を見ると、「そこの『美女(中国では、お客さんに対してこういう風に呼びかけるのです)』、僕の店でカットしてみないかい??」
いつもだったら素通りするところですが、ふと「そ~いえばパーマ取れかかってんだよな…」という思いがよぎり、一瞬お店の前で歩みを止めたのです。
お兄さんはそこを見逃しませんでした。すすすっと近付いてくると「中にメニュー表があるよ!カットが良いの?パーマもかけられるよ!僕的にはお姉さんにはパーマが似合うと思うんだよね」と話しかけてきました。
私の悲しい性分なのですが、いつも、こういうところで意味もなく好奇心を発揮してしまうのです(もっと違う分野で発揮していれば良かったのかもしれませんが)。
「中国のローカルの美容院って、実はまだ1回も入ったこと無いんだよな(北京留学中は日系の美容院に行ってた)」
「どんな髪型にしてもらえるのかな…」
「最悪失敗しても、髪ならまた生えてくるからいっか☆」
5秒ほどの間に上記の逡巡を終え、私は「あの…実は数か月前にパーマをかけたんだけど、取れかかっていて…」とお兄さんに返したのです。
するとお兄さんはニコニコ笑って、「な~んだ、じゃ僕の店でまたパーマをかけ直せばいいじゃない☆ さ、お店に入って入って♪」と私をお店の中に招き入れたのです…。
(② に続く)
終わりに
日本でも、美容院や理容室など、髪をカットする場所には色んな言い方がありますよね(^^)
中国語にも、下記のように色々な言い方があります。
美发店(měifàdiàn):美容院
理发店(lǐfàdiàn):理髪店
发廊(fàláng):(比較的小規模な)理髪店
上記のようには書いていなくても、「发型(fàxíng:髪型の意味)」や「审美(shěnměi:日本では“センス”のような意味)」、「造型(zàoxíng:日本語では“スタイル”のような意味)」といった字が入っているのも、髪を切ってくれる所だと考えて良いでしょう。
私が現在講師を務めるストアカでも、時折上記のような現地事情を交えながら、楽しく中国語を学べるよう工夫したレッスンを行っていきます。
皆さまにレッスンでお会いできますのを楽しみに致しております(^^)