今日は、日本人が最も苦手な声調、第3声の攻略方法について、たっぷり解説していきたいと思います(^^)
そもそも声調って何!!?という方は、下記の記事をご参照ください☆
テキストによっては、「日本人は第二声が苦手」「第二声の上がり方が足りない!」なんて書いてあったりします。
ただ、私個人の体験からしても、また数多くの生徒さんを見てきた経験からも、実は第三声が一番日本人が苦手とする声調なのではないかと思っています。
なぜ第三声が難しいのでしょうか?
どうやったら、きれいに発音できるようになるのでしょうか?
そこで、今回は第三声の発音のコツについて、ガッツリご紹介していきます!!
第三声って、実は3種類!!?
これは意外に思われる方もいるかもしれません。
でも、実は第三声って、一種類じゃないんです!!
それぞれに発音のコツがありますので、その違いを頭に入れておくと、発音がスムーズにいきますよ(^^)
① 第一~四声 + 第三声 もしくは、第三声を単体で発音
⇒ この時の第三声は、いわゆる普通の第三声。
【例】方法(fāngfǎ) 词典(cídiǎn) 电影(diànyǐng)
これは普通の第三声なので、しっかり発音することを心掛けましょう。
「あーあ(失敗しちゃった…)」という、残念な気持ちを表す「あーあ」というと、驚くほど三声が完璧に発音できちゃいます!
そう、この発音のコツは、最初の「あー」をしっかり下に落として、最後の「あ」をぽんっと付け加えること。
声調符号自体がそういう表記になっているので、皆さん勘違いしやすいのですが、三声は決して同じだけ下がって同じだけ上がるのではありません。
しっかり下がった後は、ほんのちょっぴり上がるだけ!!
これを意識するだけで、三声の発音は劇的に改善します(^^)!
② 第三声 + その他の声調
⇒ この時の第三声は『半三声』
【例】
起床(qǐchuáng) 简单(jiǎndān) 考试(kǎoshì)
半三声を言う時のコツは、「短めに発音すること」です。
①のいわゆる普通の第三声では、「最初の「あー」をしっかり下に落として、最後の「あ」をぽんっと付け加える」と説明しました。
でも、この半三声では、最初に「あー」と下げたら上がりません。すぐ、次の音節に移ります。
短く言う半分の三声だから「半三声」と覚えてください(^^)
③ 第三声 + 第三声
⇒ この時の最初の第三声は「第二声」に変わる。
つまり第二声 + 第三声。
【例】
你好(nǐhǎo) 水果(shuǐguǒ) 洗澡(xǐzǎo)
※ 実際の読み方は第三声 ⇒ 第二声に変化しますが、
表記上は「第三声のまま」ですので、要注意です!!!
このような声調の変化を、「変調」と言います。
変調に関する詳しい紹介については、下記の記事を参照ください♪
終わりに
声調は、中国語の基礎の基礎ながら、決してバカにはできない重要なものです。
特に、声調がずれてしまうと、せっかく口の形や舌の位置が正しくても、相手に通じなくなってしまいます。
もちろん、外国人ですから声調を間違えるのは当たり前。
ただ、指摘された時にちゃんと自分で修正できるよう、基礎の四声は「え~と、え~と…」頭でと考えなくてもできるよう、体にしっかり沁み込ませておく必要があります。
特に中国語の発音は、自転車に乗るのと一緒です。頭でわかるのではなく、自分自身の体にしっかり覚え込ませて、後で一人でも再現できるようになるのが理想です(^^)
現在、ストアカでは、オリジナルテキストを使用した、中国語の発音に特化したレッスンを開講しています。
ぜひぜひお気軽にご受講ください(^^)
皆様にレッスンでお会いできますのを、楽しみに致しております♪