中国関連書籍・映画・ドラマ

独断と偏見で選ぶ!中国関連本3選

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突然ですが、皆さんの好きな本は何でしょうか?

誰かのことを知りたい時、その人の本棚を見ればその人がわかると言われていますよね(^^)

私は小さい頃から本が大好きでした。

昔から暇さえあれば本を読んでいたのですが、当時の愛読書の代表格というのが「ノストラダムスの大予言」だったんですよね…。

「ひょわ~アンゴルモアの大王~~!!」などと、怖い物見たさで読んでは、身の毛もよだつ内容に一人悶絶しておりました(^^;)

さて、今日はそんな私が選ぶ、おすすめ中国関連本3選についてご紹介します。

① 燕京伶人抄(皇なつき)

燕京伶人抄 (潮漫画文庫)

中国を舞台にした漫画と言えば、「蒼天航路」や「キングダム」などの軍記物が思い浮かびます。

が、この皇なつき先生の描く中国は、それとは全然毛色が違っています。

この漫画の舞台は、1920年代の北京

8編の短編から成っているのですが、一つ一つの作品ごとに主人公が変わる、ある意味群像劇のような形を取っています。

最初は、良家の息子でありながら、京劇役者になることを夢見る少年と、京劇の脚本家になる夢を諦めた兄の話。

次は、その兄の妻で、冯(フォン)家の長男として奮闘する夫の身を案じながらも、次第に浮かび上がる夫との心のすれ違いに苦しむ女性の話。花形京劇役者と、彼に対して熱い思いを抱く夫、それを苦々しく思う妻の三者の気持ちを丁寧に描いています。

その次は、前述の花形京劇役者の楊洛仙に憧れながらも、若くして他家に嫁ぐことになった女学生の話。

…といったように、それぞれの登場人物が、少しずつリンクしていく形を取っています。

そうやって描くことによって、当時の北京の街に住む人々の息遣いがリアルに伝わってきます。

特筆すべきはその画力。

1ページ1ページが、「これどんだけ労力かけてんの!!?」と驚嘆するほど、細かく丁寧に描かれています。

さすが、その作品を「皇絵巻」と称される作者が描いた漫画だけあります!華麗にして、繊細。特に女性にはお勧めです。

この本以外にも「花情曲」「梁山伯と祝英台」など、中国を舞台にした作品を数多く書いている作者。他の漫画も必見です(^^)

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 ② こんにゃんでい~ぶんか(小道 迷子/渡邉 豊沢)

こんにゃんでい~ぶんか (ワイドKC 生活実用第二出版)

これも漫画ですが、主人公は、日本人と中国人ならぬ、日本猫と中国猫

日本猫のワタナベは、ちょっと気弱で押しに弱いタイプ。

中国猫のリュウは、自己主張をしっかりする、直球タイプ。

そんな2人…じゃなかった2匹の繰り広げるそれぞれの異文化体験を、面白おかしく描いています。

2匹ともすっごく可愛い(?)ので、猫好きは読んでるだけで癒されます。

ゆるっとするっと、気負わずに読めるので、中国文化について知りたい方には、入門書としてとってもおススメの本です。

この2匹以外のその他の登場人物も「あ~絶対こういう人いるわ。笑」という感じの人達ばかりなので、実際のビジネス上でのやり取りにも役立ちます。

また、短編から成っているのですが、その合間に作者のコラムや、すぐに使える中国語も紹介されていたりして、楽しく読みながら、読み終わる頃には中国文化についての理解を深めることができます。

また、この本の良いところは、日本猫のワタナベが中国猫のリュウやその友人に対して抱く違和感についてだけでなく、反対にリュウがワタナベやその上司に対して抱く違和感についても描いていることです。

そう、つまり、2つの異なる文化間には、自分の見方だけでなく、相手の感じ方、捉え方が存在しているのです。

面白く読みながら、そんな大事なことに気づかせてくれる一冊です。

③ 中華人民共和国史(天児 慧)

中華人民共和国史 新版 (岩波新書)

先ほどの2冊は漫画でしたが、最後のこの本については、新書になります。

私がこの本に最初に出会ったのは、大学1年生の時でした。

当時の「中国現代史」の授業で使われていたのがこの本だったのですが、この本を読むことによって、中国の近現代史について、その流れを理解することができました。

なお、これが書かれたのは1999年。少し前の本になるので、今の習近平体制について詳しく知りたい時には別の本を探す必要があります。

しかしながら、1949年に新中国が誕生してから、改革開放で今の路線に至るまでどのようなことが起きたのかを網羅するには、本著は最良の書だと思います!

革命家としては類まれな才能を持っていた毛沢東元国家主席が、政治家になってからは数々の政策により国内に大混乱を招いたこと。

最初は蜜月関係だったソ連とも、1950年代には袂を分かち独自路線を進み始めたこと。

絶え間なく続く、激しい政治闘争。粛清の嵐。

その度に翻弄される国内の人々。

ドラスティックな路線転換。

この本の中では「反右派闘争」「大躍進」「文化大革命」「改革開放」「天安門事件」などの、中国の現代史を理解するためのキーワードについて触れられており、この1冊を読めば、新中国の歴史の大枠を捉えることができます。

1949年に新中国が成立してからも、中国は激動の時代を歩んできました。そんな背景を理解すると、2018年現在の中国を読み解く1つの手掛かりになることと思います。

時系列を淡々と書いているので、決して「これ面白い~!」となるような本ではありませんが、より中国について理解を深めたい方には、うってつけの本だと思います(^^)

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終わりに

最近ではヘイト本なども出回っているようですが、個人的には国際間の問題はそれで解決するような単純なものではないと思います。

自分の意見を持つことはもちろん大事ですが、それに固執しすぎると、自分にとって都合の良いことしか目に入らなくなってしまうのが、人間というものです。私自身も然り。

学生時代の恩師の口癖は「人間、目は前にしか付いていない。つまり、世の中の半分は見えてないということ」でした。

自戒の意味を込めてですが、まず、自分の無知を自覚することが大事なんですね(^^;)

今日は皆様におすすめの中国関連本をご紹介しましたが、これから自分自身でも中国関連本に限らず、色んな本を読んで見識を深めていきたいと思います。

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私が中国語講師を務めるストアカでも、折に触れて中国事情についてご紹介していきたいと思います。

皆様にレッスンでお会いできるのを楽しみにしています!

www.street-academy.com

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