中国事情

本格稼働!!中国の「暖气」って何?

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最近、日本も朝晩は冷え込むようになりました。

中国のニュースは毎日チェックするようにしているのですが、私が見て来た感じだと、ウイグル自治区や中国北部などでは、今年は10月半ばからすでに初雪の便りが届いていました。

中国は広いので、もちろん「海南島」などはまだまだ暑い日が続いているのでしょうが、地域によっては、11月にして、すでに東京の真冬より気温が低い、なんて場所もたくさんあります。

…となると、本格稼働し始めるのが、通称「暖气」と呼ばれる集中暖房システムです。

今日は、日本人からすると少し珍しく感じるシステム「暖气」について、解説したいと思います。

① 「暖气」ってどんなもの?

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平たく言えば「セントラルヒーティング」です。

具体的な方法としては、まず建物の中にパイプを張り巡らし、その中に温水を通します。各部屋にはラジエーター(蛇腹みたいな)部分があるので、そこから放出される熱によって、各部屋を温め、結果建物全体が温まるという仕組みです。

この方式のセントラルヒーティングは、私の中では、ロシアや東欧など旧社会主義国家に多く普及しているようなイメージがあるのですが、実際のところどうなんでしょう?

アメリカもセントラルヒーティングが一般的だと聞いたことがありますが、温風が出てくるタイプが主流なのかな?とも思います。

私が北京で寮生活を始めた時、「なんだ、この管??」と不思議に思ったのがこの「暖气」用のパイプでした。

なお、中国の中でも、供給地域は限られています。黒竜江省やウイグル自治区などの極寒地帯はもちろんのこと、北京や天津などもカバーされていますが、比較的温暖な地域では、この「暖气」が供給されていないところもあります

例えば、上海にはこのシステムはありません。うーん、やっぱり中途半端に寒いところが一番辛い気もします。

② いつから供給されるの?

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次に、いつから供給が開始されるのかですが、これは地域やその年の天候によって、バラバラです。

もちろん大体の時期は決まっているのですが、例年より早く寒波が来たりする場合は、地方政府の判断によって、開始時期が早められることもあります。

北京の場合だと、例年11月の半ばから、翌年の3月半ばまでが稼働時期です。北京よりもっと北に位置するハルビンでは、10月半ばから翌年の4月半ばまでと、より長い期間稼働しています。

なお、冬の間は大活躍のこの「暖气」ですが、一番困るのは秋(10月頃)と春の始め(3月頃)です。

この「暖气はまだ来ていない or すでに切られたけど、でも寒い!」という時期が一番辛いです。中国留学時は、寮で支給された毛布も薄かったため、ダウンを着て布団にくるまり震えていました。笑

もし初めて中国の冬を経験するという方は、カイロを持って行ったり、厚めの防寒着を用意したり、それなりの対策をしていった方が無難かと思います。

② メリット・デメリットは?

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次に、「暖气」を使用するメリット・デメリットを見ていきたいと思います。

メリット:

▪️ 火災の発生リスクが抑えられる。

▪️ 部屋の中が石油臭くならない。

▪️ 全体を温めるので、ヒートショックが起こりにくい。

▪️ 初期費用はかかるが、その後のコストが抑えやすい。

デメリット:

▪️ 自由に温度設定ができない。

▪️ 開始時期を自由に決められない。

▪️ ボイラーを炊く際に石炭を使用するため、大気汚染を招く。

▪️ パイプに亀裂等があった場合、水漏れで大変なことになる。

ちなみに、上記で挙げたパイプの亀裂ですが、毎年本格稼働前に必ず試運転を行います。

亀裂が入っていたのを知らずにいて、帰宅後部屋がびしょびしょだった、ということがないよう、この試運転の日には在宅して水漏れが起きないか確認した方がよいかと思います。

終わりに

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日本でも、北海道などの一部地域ではセントラルヒーティングが一般的なようですが、本州で生まれ育った私には、北京で見た「暖气」が、このシステムとの初めての出会いでした。

私が子どもの頃は、暖房器具といえば、石油ストーブを使用していました。冬というと、あの石油の独特な匂いと、付ける時の「ぼっ」という燃焼音を思い出します。

あとはコタツ。大人になって一人暮らしを始めてからは使わなくなりましたが(結局今でも使っていない)、実家暮らしをしていた時にはコタツの無い冬など考えられませんでした。コタツのぬくもりは、寒くなってくると今でも恋しくなります。

そんな私にとって、このセントラルヒーティングのシステムは、まさに目から鱗でした。日本の局所的な暖房器具と違って、都市中の建物を一気に温めるなんて、スケールが大きい!!

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本州(と北京)の冬しか経験したことのない私が言うのもなんですが、中国の冬は全般的に言って、東京の冬に比べると格段に寒いという感覚があります。

もしかしたら、北海道や東北の人々など寒さに慣れている方からしたらどうってことないのかもしれないのですが、なんていうんですかね、底冷えするというか、体の中に切り込んでくる冷たさがあります。

なんていうか、大陸独特の寒さというか…。

冬に中国に行かれる際は、セントラルヒーティングが来ている・来ていない地域に関わらず、しっかりと防寒対策をしていった方が無難です。

もうすぐ本格的な冬の到来。ぜひ健康に気をつけて中国に行ってらしてください(^^)

私が中国語講師を務めるストアカでも、折に触れて中国事情についてご紹介していきたいと思います。

皆様にレッスンでお会いできるのを楽しみにしています!

www.street-academy.com

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