中国事情

目から鱗!? 中国で広がるシェアリングエコノミー

あ日本でも、シェアリングエコノミーが広がりつつありますよね(^^)

私が現在中国語講師を務めているストアカ(ストリートアカデミー)自体が、スキルのシェアを目的とした、まさにシェアリングサービスですもんね!

中国でも、このシェアリングサービスが猛スピードで普及しています。もちろん中国と一口に言っても広いので、都市にもよるでしょうが、大都市では日本以上に一般的になっているといって良いでしょう。

今回は、中国で普及しているシェアリングエコノミー(中国語では共享经济(ゴンシャンジンジー))について、ご紹介します!

※シェアリングエコノミーを表す中国語には、「分享经济(フェンシャンジンジー)」という言い方もあります。微妙にニュアンスが異なるという意見もありますが、ここでは「共享经济」として統一します。

① そもそもシェアリングエコノミーって何?

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個人が持っている資産や知識を、他人に貸し出したり提供したりする、「共有型経済」のことです。

これらを仲介するためのプラットフォーム(価値の交換が行われる場所のこと)の整備もどんどん進んでいます。

これにより、遊休資産やスキルを持っている人(サービスの提供者)は、それを活用することで収入を得ることができます。

また、サービスの提供を受ける側も、比較的安価に利用できます。加えて、余計な資産を持たずに、必要な時だけ利用できるという手軽さも、若い世代を中心に受けています。

これはまさに、双方にとってメリットがあるシステムと言えます。

今までは、「贅沢≒モノを所有する」という考え方が一般的でした。しかしながら、今後は、「モノを持たない贅沢」という概念が広まっていくのかもしれません。

日本でも今、シェアリングエコノミーに関する、様々なサービスが利用され始めています。皆さんも、下記のサービスの名前は、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?

Uber:アメリカ発祥の、自家用車を利用したライドシェアリングサービス

Airbnb:これまたアメリカ発祥の、空き部屋などを利用した民泊サービスです。

日本発祥のシェアリングサービスも次々と生まれているので、一度利用してみるのも手かもしれません。

私個人としては、子どもが小学生になったら、送迎サービスを利用したいなと考えています(^^)

② 中国ではどんなサービスが人気?

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最近日本でもニュースなどでも目にすることが多くなってきましたが、中国で普及しているシェアリングサービスの代表的なものは、下記のとおりです。

滴滴出行(ディーディーチューシン):配車サービス

※ちなみに、価格的には、「タクシー > 滴滴出行 > バス」って感じだそうです。

摩拜单车(モーバイダンチャー):シェアリング自転車サービス。Mobikeとも呼ばれる。

小黄车(シャオフアンチャー):シェアリング自転車サービス。Ofo とも呼ばれる。

饿了么(アーラマ):デリバリーサービス。個人経営のレストランも参入。サービス名称は「お腹減った?」の意

自在客(ズーザイカー):中国版Airbnbとも言える、民泊サービス

住百家(ジューバイジアー):上記と同じく、民泊サービス

特に若い世代の間では、これらのサービスを日常的に利用する人も多いです。

③ 中国ならでは!?面白サービス!

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中国ならではとも言える、ちょっと変わったサービスをご紹介します。どれも、目の付け所がすごいです!

シェアリングティッシュ

一瞬「どういうこと!?」と思いますが、要は、広告を見る代わりにタダでティッシュをもらえる、というシステムです。

「レストランやショッピングモールなど、人が集まりそうなところに、ティッシュを配布するマシンを設置。⇒ユーザーは、マシンの画面に出てくるQRコードを読み取り、公式アカウントをフォロー。⇒無料でティッシュがもらえる。⇒企業側は、広告掲載者から広告料をもらって収益を出す。」というビジネスモデルです。

シェアリング傘

これはさすがに無料ではありません。デポジットとして19元(約300円)、30分ごとに0.5元(約8円)のお金がかかります。傘を持ち歩きたくない人にとっては非常に便利なシステムですが、放置された傘が都市の景観を壊すなどの問題も起きています。

シェアリングバスケットボール

中国では、バスケが盛んです。大学の構内に必ずバスケットコートが設置されているのはもちろん、街中にもみんなが利用できる公共のバスケットコートがあります。

でも、ちょっと遊びたくなった時、みんながみんなボールを持ってきているとは限りません…。ということで、ボールを貸し出せるマシンを設置しちゃいました!これも、QRコードを読み取って、ボールを受け取る仕組みになっています。中国では、QRコードが大活躍です(^^)

課題のあるところにビジネスの種あり。些細なところにもビジネスチャンスを見つける才能には脱帽です…。

中国に駐在や留学で行かれる方は、試しに利用してみるのも面白いかもしれません♪

④ なんでこんなに中国で普及しているの?

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これらのシェアリングサービスは、スマホとの親和性が非常に高いです。

中国人の方の話によれば、スマホアプリである「微信」や「支付宝」を通して、電気代から小売店の支払いまで、全て電子決済できるそうです。

微信(ウェイシン):このアプリを使用した決済システムは、「We Chat Pay」と呼ばれる。

支付宝(ジーフーバオ):このアプリを使用した決済システムは、「Alipay」と呼ばれる。

最近では、お正月のお年玉や誕生日プレゼントとしてのお小遣いも、みんなこれで送りあっているとのこと(^^;)

中国では、固定電話の前に携帯が一気に普及し、今では老いも若きも皆スマホを使用します。

このように、モバイル端末1つで何でもでき、スマホ決済が生活の一部としてすっかり根付いているのも、シェアリングエコノミーが爆発的に普及した1つの要因だと思います。

また、なぜここまで普及スピードが速いのかについてですが、先日中国人の知人と話をした際、彼女はこんなことを言っていました。「日本では、サービスが世に出てくる時には、入念な準備を経てから発表されるでしょう?でも、中国では、完成度がそこまで高くなくても、市場に出してしまうの。もちろん後で問題も出てくることもあるんだけど、それはやりながら改善していくのよ」

確かに中国人の方は相対的に見て、「多少のリスクがあったとしても、便利なものなら進んで取り入れる」という考え方が日本人より強い気がします。そこにも、シェアリングエコノミーという新しいサービスを受け入れる素地があったのかもしれません。

終わりに

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いかがでしたでしょうか?

実際、中国の人と話をしていると、中国の発展のスピードには本当に驚かされます。

もしこうした電子決済が当たり前の暮らしを送っている中国人の方が、「日本ではまだ電気代をコンビニで現金払いしている人がいる」のを知ったら、きっと驚くのではないでしょうか?

今中国では、私自身が中国に留学していた10年前には、考えもしなかった新しいサービスが次々と生まれています。北京や上海、広州といった従来からの大都市に加えて、今や「杭州」・「深圳」がイノベーションを生み出す一大拠点となっています。ユニコーン企業と呼ばれる、企業価値の高い未上場スタートアップ企業も、続々と誕生しています。

色々と熱い話題の多い、中国ビジネスの最前線。今度も目が離せません!

私が現在講師を務めているストアカでも、こうした中国情報を折に触れてお伝えしていければと思います。

皆様にレッスンでお会いできますのを、楽しみにしております(^^)

www.street-academy.com

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