中国留学

リアル中国体験記 ~ 命の恩人 前編 ~

今日は、私が中国で経験した、個人的な思い出を書きたいと思います。

私が中国に留学していた時、日本人で仲の良かった女の子2人と私の3人で、留学最後の思い出作りに、成都へ旅行に行くことになりました。

楽山大仏や九寨溝を巡るツアーだったのですが、そこは学生の貧乏旅行(^^;) 飛行機は使わず、「硬臥(インウォー)」と呼ばれる寝台列車で、北京(夕方発)から成都(朝着)まで3日かけて行くという、今考えるとかなり無謀な旅程でした。

しかも行ったのは真夏。真夏に3日間×2回、風呂入らないって… 振り返ってみると、「20歳の女子でそれは無いでしょ!」という感じです(^^;)

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私は旅行が大好きです。それも、列車に乗って、というのがたまらなく好き!!日本でも、学生時代は稚内まで青春18切符で一人旅したり、京都まで鈍行を乗り継いで行ったり、ということをしていました。(いつかシベリア鉄道乗りたいっっっ!!)

その頃の中国は、高鉄(中国版新幹線)の鉄道網が発達する前。そこを寝台列車で旅するというのは、今では考えられない、とても贅沢な時間でした。まさに、関口知宏さんの「中国鉄道大紀行」の世界。笑

そんな列車に乗っている外国人は、ほぼ私たちのみ

食堂車が付いていたのかもう覚えていませんが、私や友人も、現地の人に混じって持参したカップラーメンをすすっていました。後はパサパサのパンでしのぐ。笑

中国のおじさんは周傑倫(ジェイ・チョウ)の「千里之外」のサビの部分のみでっかい声で歌っていたり(その他の歌詞は知らない様子)、おばさん達はひまわりの種を通路で食べ散らかしていたりと、とっても自由。笑

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北京の天安門に修学旅行に行って、地元の町に戻る途中だという、小学生たちにも出会いました。彼らは私たちが日本人だとわかると、超興味津々!

日本人といえば抗日戦争のイメージが一番最初に浮かぶようでしたが、次第に、「私の名前、日本語では何て読むの?」「このノートに日本語書いて~!!」などと、なぜか超人気者扱いに(汗) 本当に人懐っこい子たちでした。あれから10年以上経ったから、みんな大人になっているだろうな。私たちのこと、覚えていたりするのかな…。

その子たちは「略陽(リュエヤン)」という町の出身でした。

何でもその町は、山に囲まれて、日の出る時間が短いから、こんな名前が付いたのだと地名の謂れを教えてくれました。

確かに列車は、荒涼とした谷合を進んでいきます。

中国の南方はまた違うのでしょうが、中国の山って、本当に岩山って感じです。日本のように、緑滴る木々に覆われた山とは、イメージが違います。あぁ…中国って感じ!とその時はまだ旅情に浸っておりました…。

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異変が起きたのが2日目の夕方。略陽で子どもたちが下車した後、「あれ…何か具合悪いかも…」と思い始めました。最初は「気のせい…絶対気のせい!!」と思っていたのですが(信じたくなかった)、夜になる頃には思いっきり発熱状態に。

留学する時に日本から持参し、今回の旅行にも念のためにと持ってきた体温計で熱を測ると、その時点で39℃以上。咳や鼻水などの症状は何も無いのに、とにかく悪寒がしてだるい。でも、ここで途中下車する訳にもいかず、とにかく頑張って成都までたどり着くしかありません。

そんな時に、私の異変に気づいてくれたのが、車掌として勤務していた張さんでした。

張さんは、熱があるという私に、他のお客さんからもらってきてくれたらしいタイガーバームをくれたり、熱を下げる効果のあるという梨をくれたりと、とにかく気にかけてくれました。夜中の車内見回りの時にも、私の様子を気遣ってくれました。

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そして3日目の朝、いよいよ成都到着!ただ、その時の私の熱は40℃以上。さすがの私もグロッキー状態(死語)。真夏なのに、ダウンを着込んで、よろめきながら下車しました。

日本人の友人2人も、どうして良いかわからず、途方に暮れています。みんな…ごめん!

2人も成都には土地勘がある訳でもなく、当時はスマホなんて便利なものも登場していませんでした。

そんな時に鳴った電話の相手は、一旦は別れた車掌の張さんでした!

張さんは、あまりにも具合が悪そうな私を心配し、自分自身が仕事で疲れているにも関わらず、貴重な休憩時間の合間を縫って、病院に連れて行くと言ってくれたのです。

張さんの当時の勤務体系↓↓

1日目:夕方、北京から乗車して勤務。

2日目:終日乗車勤務。

3日目:朝、成都に到着。昼間は休憩。夕方成都から再度乗車して勤務。

4日目:終日乗車勤務。

5日目:朝、北京に到着。

激務です…。こんな中、私を病院に連れて行ってくれたのかと思うと涙が出てきます (´;ω;`)

本当にありがたいです。

よりにもよって、旅先で発熱とは…(TдT)

全部話すとかなり長くなってしまうので、続きはまた次回!!

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