先日、私の友人が、家族でハロウィンの仮装をして、ディズニーランドに行ってきました☆ もうすぐ10月ですもんね(^^)
でも、私思うのですが… ハロウィンって、昔そんな盛んじゃなかったですよね?
少なくとも、私が子どもの頃はハロウィンなんてイベント知らなかったし(田舎育ちだからか?)。
でも、今の子どもたちにとっては、ハロウィンは身近なイベントなようです。ママ友に聞くと、ハロウィンのコスプレをして楽しむ保育園も多いとかΣ(゚д゚;) 秋のイベントって言えば芋掘りなんじゃないの!?
…という訳で(?)、今回は、お隣の中国でどのようにハロウィンが楽しまれているのかご紹介します!
① 北京・上海など、大都市で盛ん
中国は広大な土地を持つ国なので、基本的に、外国から伝わってきた文化は、まず北京・上海などの沿海部の都市から浸透していきます。
欧米から伝わってきたハロウィンも、主に大都市を中心に楽しまれています。
また、各地の遊園地(上海ディズニーランドや欢乐谷(ファンラーグー)など)でも、関連のイベントを開催しています。この時期には、期間限定のお化け屋敷が出ていたり、園内をゾンビ(?)が徘徊していたり、といつもとは違った雰囲気が楽しめます。
ちなみに、豆知識ですが、ハロウィンは中国語で「万圣节(万聖節)/ ワンションジエ」と言います。字面からして、なんかちょっと厳粛な感じですよね!
② 子ども・若者を中心に流行
どこの国でも、新しいカルチャーの中心はやっぱり若者!ということで、中国のハロウィンも、子どもや若者・子育て世代など、比較的若い世代を中心に楽しまれています。
うちの近所(日本です)でも、この時期になると、仮装した子ども達が商業施設内を練り歩きながら「お菓子をくれなきゃいたずらするぞ」という例の「Trick or Treat」のイベントをやっています。中国でも、マンションの自治会のような組織で、そうしたイベントを行うところもあるようです。
ちなみに、中国語で「お菓子をくれなきゃいたずらするぞ」は「不要给糖就捣乱(ブヤオゲイタンジウダオルァン)」などと言います。
10月下旬から31日当日にかけて、大都市のクラブやライブ施設などで、ハロウィンに関連するイベントが、次々に開催されます。流行に敏感な若者は、こうしたイベントに出かけて、コスプレをしたり、パーティーで羽目を外して楽しみます。やっぱり、こういうイベントに行く中国人の方って、オシャレな人が多い印象を受けます。
③ キョンシーなど、中国ならではのコスプレも!
日本ならでは(?)のコスプレと言えば、スーパーマリオ・魔女の宅急便・セーラームーン等、ゲームやアニメのキャラクターが思い浮かびます。
一方、中国らしさを醸し出しているハロウィンのコスプレと言えば、キョンシーです。私も子どもの頃、ビデオを見た記憶があります。なぜかキョンシーと友達になれると信じて疑わなかったことがつい昨日のことのようです…。てんてんちゃん、めっちゃ可愛かった~♡
あと、衝撃的だったのが、紅衛兵のコスプレ(文化大革命時代の、毛沢東思想に感化された若者たち)。
私自身は実際に見たことはないのですが、この間ネットで見つけて、びっくりしました。
文化大革命自体、かなりセンシティブに扱われるものなので、「こ、これは…大丈夫なのか?」と思ったのですが、よく調べてみると、ニューヨークに留学中の中国人留学生がやったとの説明文が。や、やっぱり…。ただ、中国ではないとは言え、冒険したなと思います。恐るべし90后。
終わりに
日本もそうですが、中国もここ10年ほどの間に、ハロウィンという欧米の文化が浸透してきているようです。
そういう文化が毎年の恒例イベントとして浸透すればするほど、市場規模も大きくなって、関係者が潤う訳ですからね… まぁ大人の事情も色々あるようですが、子ども達や若者が楽しんでいるのがイチバンです!
日常の中に非日常を楽しめるイベントって、なかなか無いですもんね♪
私自身は、「子どもに〇〇の恰好をさせたいっっっ!!」みたいな願望は特に無いのですが、いつか我が子も「自分もやりたい」とか言い出すのかな…。私も子どもの頃、セーラームーンになってみたかったもんな…。
私が講師を務める中国語講座でも、上記でご紹介したような中国事情について、折に触れてお伝えしていければと思っています。レッスンでお会いできるのを楽しみにしています(^^)